キャバクラの”待機”とは?
新人キャバ嬢のうちは特に、出勤したら即お客様の接客&常にお客様の隣に座って接客するわけではありません。
お客様を接客するまでは、待機席で座って過ごすことになります。
クラブやラウンジは、営業中に待機席に座っている時間は比較的少ないです。
お客様が1名だけだったとしても、複数の女性が付くことがあるからです。
一方キャバクラは、基本的には1対1で接客をしますので、お客様よりもキャストの方が人数が多ければ、接客していないキャストは待機席で待つことになります。
新人キャバ嬢は待機時間が長いことが多い
新人キャバ嬢は、待機時間が長くなります。
自分のお客様がいないので、フリー客に付くかヘルプとして入る以外の時間は、待機席が居場所になるからです。
人気キャバ嬢となると、待機席に座る時間はほとんどありません。
同伴で入店し、着替えて接客していると他のお客様が来店し、そちらの卓を接客しているうちにまた新たに一組来て付く…ということを繰り返すため、待機席に立ち寄る時間がないんですよね。
待機席に座りそんな人気のキャストを見ていると、まるで自分が必要とされていない人間のように思えて虚しくなることもあります。 周囲がやけにキラキラまぶしくて、肩身が狭くなるんですよね。
でも、そこで焦る必要はありません。
どんな人気キャバ嬢でも新人から始めて、待機席でお客様に営業連絡を入れるということをやってきたんです。
閑散期は待機時間が長いことが多い
閑散期になると、やはり待機時間は長くなる傾向にあります。
わかりやすいのが年末年始です。
12月のキャバクラはクリスマスなどのビックイベントもあるため猫の手も借りたいくらいに忙しく、店内も活気にあふれますが、年が明けて1月になるとお店はガラッとして何ともさびしい状態になります。
年末年始にかけて実家に帰るという人も多いですしね。
どんなお店でも閑散期があるのは、仕方がないことです。
キャバ嬢として仕事のモチベーションもダウンしてしまいますが、焦らず騒がずお客様に営業したり、来店したお客様に丁寧に接客したりして、自分のできることを着実に積み上げていきましょう!
待機中の待遇は主に4つある
キャバクラで“待機中”は、待機席で座っているので働いている感じがあまりしないです。
そんな感じだとフと「待機中の待遇はどうなるの?時給は発生するの?」と思った人もいるかもしれません。
待機中の待遇は、お店によって扱いが変わります。
よくあるパターンについてご説明しますね!
①通常どおりの時給発生
待機中も、通常通り時給が支払われるというのが一般的です。
求人には「待機カットなし!」などとアピールされていることも多いです。
ただし、売上が発生していない時間も常にキャストにお給料を出し続けるわけですから、お店も経営も経営が苦しくなる可能性もありますよね。
そのため、元の時給が低めに設定されていることが多いです。
または、売上のバック率が低めなこともあります。
例えば、お客様に5万円のシャンパンを入れてもらったとして、自分の取り分が25%の12,500円程度なら高いバック率と言えますし、10%の5,000円程度であれば低いと言えるでしょう。
だからといって、あぐらをかいていてはダメです。
お客様を呼んだりお酒のボトルを入れてもらうための努力をしなければ、お店に居続けることが難しくなるということは理解しておいてくださいね!
②上がり待機(休憩)
キャバクラには、上がり待機というシステムがあります。
上がり待機とはつまり“休憩”のことで、お店から言われた場合は拒否することができません。
上がり待機にされてしまったら、当然ながら時給は出ません。
ロッカールームでスマホを触ったり同僚とおしゃべりしても良いですし、仮眠が取れる場所があるなら眠っていても構いません。 食事のために外に出ることを許可しているお店もあります。
ただし、急に団体客が来店したりしてキャストが出動しなくてはならないこともあるため、連絡は付くようにしておかなければなりません。 また、家に帰ってしまうこともNGです。
上がり待機は多くの場合、深夜に発動されることが多いです。
上がり待機の時間については、タイムカードで管理するので時給が発生していない時間を自分でもチェックすることができます。
③待機カット
待機カットをしているお店もまだまだあります。
待機カットを導入しているお店では、待機している間は時給は一切出ません。
しかし、拘束されているのは事実ですし、キャストとしてはあまり納得できませんよね。
客入りが少ない時間帯のみ待機カットというのはまだわかりますが、いつでも全面的に待機カットのお店はちょっとブラック感が強いため、避けた方が良いです!
派遣のキャバ嬢は待機中でも時給が発生する
待機カットや上がり待機は、ある意味キャバ嬢にとって不可避なことと言えるかもしれません。
ところが、派遣キャバ嬢の場合は、ちょっと事情が変わってきます。
派遣としてお店に出勤している場合は、待機中でもずっとお給料が発生することも多々あるんです!
「なんて羨ましい!」と思いますが、無条件ではないこともあります。
例えば、そもそも時給が低く設定されていたり、あるいは待機中は時給が下がるケースもあります。
いわゆる、「待機時給」というやつです。
時給が少し低くなっても、座っている間に時給が保証されるということは、短い時間で働くことが多い派遣キャバ嬢にとって重要なポイントですよね。
待機中のキャバ嬢が待機時間にしていること
待機席を温めている間、特に待機カットされていない場合は、極力お仕事をするべきなのは間違いないですよね。
お店が求める待機席での働きは、次のような感じです。
● 営業メール(LINE)や電話をする
● お客様ノートを書く
● お客様の名刺を整理する
● キャスト同士で情報交換
● メイク直し
● お店のブログなどのSNSを更新する
● スタッフとミーティング
などです。待機中はお客様を呼ぶための努力を最大限にするべきだということです。
派遣キャバ嬢は待機中でも時給が出ることが多いと言いましたが、そんなこともありレギュラーキャバ嬢とは待機席での過ごし方に少し差があります。
まず『派遣のキャバ嬢は待機席でスマホをいじることがNGである』ということです。
理由は、派遣キャバ嬢はお客様を呼ばなくても良いためスマホで営業をかける必要がないんです。
なのでスマホを触る必要がないため、スマホを触っているだけでチェックされます。
特にスマホゲームをしていたり、電子マンガを読んだりしているのがバレると、心証が悪くなり派遣キャバ嬢として選べるお店が減る可能性があります。
また、いくら暇であっても居眠りも禁止です。
これは、在籍キャバ嬢・派遣キャバ嬢に限らずス見つかれば、罰金は確実です。
時給が発生している場合の待機中は気を抜きすぎないように注意してくださいね。